富裕層や優秀な人の共通点ー睡眠の質を重視

鬱には精神的ストレスだけでなく、睡眠を起点とするものもある

今日は睡眠について話したい。優秀な人ほど、睡眠の質にこだわっている。つまり多くの富裕層の友人が、まくらやベットに金をかけている。(イーロンマスクのような睡眠数時間でOKという変わり者もいる。)私も睡眠を重視している一人だ。私の場合は明確な原因がある。睡眠不足で鬱になったことがあるからだ。睡眠不足はパフォーマンスの徹底的な低下を招く。プロの職業人であれば、睡眠も仕事と考えて管理しないといけない。また、WOLFは緑内障を持っているので、眼圧が上がらないよう、肩から上を丸ごとあげられる低反発の枕を利用している。

2000年初頭、オーストラリアの赴任を終え、同時多発テロをライブで夜見ていたWOLFは、その辺りから、狭い日本ではなく、海外に惹かれ始めていた。(1990年後半で社内TOIECは700点を彷徨う低飛行ぶり。仕事できるレベルにはなく、オーストラリアでそれを痛感する。その後渡米後満点に近い985点を取るも渡米前は田舎の若者丸出しである)復興を目指す逞しいニューヨークという街に行ってみたいと考えるようになった。その頃自分はかなり頑強な精神力および体力の持ち主だと過信していたものだ。ありがちな20代後半。外資系企業で朝8時から深夜12時まで就業は当たり前の日々を1年ほど続けていた。加えて、留学の準備があり、英語力の低さから、朝は日比谷のスタバに6時半ごろからクライアント先に出社する8時手前まで、夜もクライアント先を深夜抜けて、今はなき赤坂見附のロイヤルホスト(赤坂東急ホテルの2階に入っていた)で、その店が閉店する深夜2時まで頑張り、弦巻(駒沢大学駅の近辺にある)にある自宅にタクシーで赤坂から爆睡しては帰宅するという生活を続けていた。シャワーなど浴びると睡眠時間はほとんど3時間しかない。これが半年以上続くというとんでもない生活をしていた。これで細胞や脳内のDNAが破壊されないはずがないのだが、当時はそういう健康栄養学的なことは無知に近かった。大学時代、友人がどれだけ睡眠を取らなくても頑張れるかを我慢試しをして、朝死んでいた友人がおり、今思うと睡眠は本当に取らないといろいろな意味でパフォーマンスが落ちることを知っているが、当時はそんなこと知る由もなかった。

健康診断の血液検査で失神

WOLFは高校総体や国体にも陸上で出ていたことがあり、体力は人並み以上に自信があった。しかしその過信とおごり、睡眠3時間のダメージは凄まじく、ついに健康診断の血液検査(ちょびっと血液とる例のあれである)で、貧血で失神するという失態を犯した。多分あの頃は血管もボロボロ、血液もドロドロ、帰って来た結果は中性脂肪値の異常で、高脂質症。このままいくと血栓や脳梗塞、心筋梗塞などの恐れがあると医師に真剣に叱られ、流石に凹んだ。しかし、それでもそれが睡眠不足に一因があるとは気づかず、タイタニックのように沈没へと向かって行ったのである。染み付いた生活習慣はそう簡単に抜け出せず、睡眠3時間を継続しながら、たまに早く上がれても、部下を連れてのみにいくなどの社交辞令への責務を感じ、心身と胃腸はボロボロだったと思う。そしてその衝撃はついに来た。

社長プレゼンでの失態

その日はクライアントの社長への報告があり、勝負服に勝負靴、ビシッと決めて颯爽と早朝5時半に自宅を出た。朝早かったこともあり、現地まで誰にも会うことはなく、念のためタクシーで向かい、最終調整を車内でして臨もうと集中していた。かなり巨大で日本を代表するクライアントだったこともあり、参加人数は30数名を越していたと思う。事業本部長(役員クラス)が全員出るような半沢直樹の土下座ルーム並みの緊張感が漂う舞台だ。そしてプレゼンは始まった。もともと薄暗い中でスライドを投影して話すので、表情はわからないものの、プレゼンはうまく行き、感謝の言葉を社長からいただいた。「WOLFさん、ありがとう。大変感謝してます。今後もよろしくお願いしますね。」ここまではよかった。しかし彼がお礼をして私の足元を見たとき、気まずそうな笑顔で「ではまた。」と退出されたのを見て、何か内容がまずかったのか心配になり、部下の顔を見ると、「いや、WOLFさん違いますよ、あの、言いにくいんですが、靴が茶色と黒でやばいっす。」衝撃である。なんとかなり違う色の靴を堂々と履いているではないか。いくら早朝出たとはいえ、この時点で自分がおかしいことに気づき、衝撃を受けた。仕事に集中しすぎでしょ。では済まされないレベルである。この一件で、自分が危ない状態にいることをようやく自覚したWOLFは、周囲に相談したところ、鬱ではないかと言われ、医師に相談した。「あー、WOLFさん、完全な鬱の症状ですね。何か不安ごととか、夜ねれないとか思い当たることありますか?」寝れないことはないんですけど、睡眠は少ないですけどというと、即時ダメ出しされた。(笑)彼曰く、思考能力が極端に落ちているのだ。こんな状態で留学なんて受かるはずもない。そう思った私は、この産業医の診断結果を受け、休職を強く進められ、そんなネガティブな理由で休職はしたくなかったが、留学の準備も遅れていたので、睡眠の負のスパイラルを断つべく、2ヶ月間休職して、メンタルヘルスを直し、留学準備を同時にするという大胆な行動をとったのだが、それが今思うとよかった。笑顔も戻り、睡眠も8時間取ることで、判断能力も戻り、明らかに健康体になって行った。何も変わったことはしてない。ただ睡眠を増やしただけである。睡眠恐るべし。

まとめ

皆さんも、仕事で高いパフォーマンスを出したいなら、夜寝る1時間以上前にお風呂にきっちり入り(もちろん運動している場合なおよい)、熟睡できる環境を整えることで、できると言われる人間になる一歩を踏み出せる。仕事でミスが多い場合、睡眠が関係している可能性が多いにある。鬱というものを経験したことがない場合、自分なんてならないと過信しているかもしれない。私もその一人だった。WOLFはメンタルでなったタイプではなく、医師によると、明らかに睡眠不足とマルチタスクの抱え過ぎが大きな原因で、知らない間に見えないストレスを抱え、鬱になったタイプらしい。鬱というのは自分では判断できない。この教訓でそう感じた。以来、睡眠は確実に取るようにしている。20からアラサー、アラフォーになるに連れ、周囲が脳梗塞で死んだり、心臓発作で他界したり、マジで働きすぎは何もいいことがないと確信し、それ以来、タバコもたち、お酒もやめ、ジムに通い、食事の糖質を制限し、睡眠を確保した。アメリカでも部下には早く帰るように言っているが、東海岸は割と遅くまで仕事をするカルチャーがあり、西海岸のクライアントと比べてやや危ないと感じている。今後も気をつけたいものである。皆さんも睡眠だけは確実に取るようにお願いしたいものである。たかが睡眠、されど睡眠である。

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