コロンビア大学留学日記(Episode 1)

大きな山も最初の一歩から

コロンビア大学など、北米留学に興味がある方もいると思うので、今後数回に渡って大学院生活とはどんなものか書いていこうと思う。思えばこれが早期にFIREを実現した最初の一歩だった。

社費ではなく私費留学

私は29歳の時に渡米したが、遅咲きである。社費で行くかと上司に聞かれたが、2年間戻ることを誓約書に書く必要があり、潔く断って、全ての部屋の持ち物の断捨離をしてスーツケース一つで渡米した。この断捨離経験はよかった。人間捨てようと思うとパンツとシャツ、靴と時計(まあスーツは数着)以外いらないことに気づくもんだ。私の場合、エコノミークラスで行きたかったので、荷物は1つのスーツケースのみにしたいという要件があったから捨てざる得なかった。年間何十万マイルと出張する私にとって、持ち物は面倒臭い以外何ものでもない。人生で皆さんも海外留学、それも寮生活で、研究生活に没頭し、世界中を回る経験をすると、ミニマリストに自然に移行すると思うのでオススメだ。ものが少ないと思考能力も飛躍的に上がる気がする。私は留学で金銭価値観をリセットできた。考えも180度変わった典型例である。ニューヨークでもシアトルでも、日本人観光客よく見る。見ると一発でわかる。「あー、日本人観光客だ」と1秒でわかるくらいだ。つまり危ないくらい目立つ。私は完全に現地人に同化しているが、それは見栄を貼らないとかそういう問題の前に、浮いた格好はギャングとかヘイトクライムの差別主義者やスリに狙われるから避けるのだ。シンプルなTシャツとジーンズが良い。私は渡米してずっとそんな感じだ。と言うかドラえもんののび太君ばりにどの過去写真をみても、自分が登場した写真の衣服がいつも同じなので、まあまあいつ撮影したか不明だという家族の声もある。話を戻すと、留学も社費留学ではなく私費で渡るのもオススメである。何故なら相当倹約したり、現地で企業や就業する覚悟がないと、そんなリスクはとれないから、割と真剣に北米で就職活動せざる得ないからだ。自分を追い込めばいい。とは言え、ビザについてはOTPでかなり苦労したので、またどこかできちんと米国で就職するための秘策を解説しようと思う。

コロンビア大学の入学前日

着いたのは入学式前日。お金も倹約モードで渡米したので、当然寮に入った。しかし、ここでの生活が究極のミニマリストへの道を形成することになる。勉強に物理的な物は必要ない。必要なのは頭脳とパソコンだけと言う勢いだったが、流石に食事は必要で、安くて栄養素のバランスがいい食堂付きの寮生活にした訳だが、着いてから時差ボケで爆睡し、起きたら食堂がしまっていた事もあり、空腹には勝てず、見知らぬ土地だが、思い切って深夜のマクドナルドを探しに外に出た。今思うと危ない行動である。

ハーレムは目と鼻の先

ご多聞漏れずアメリカには銃で撃たれたり、ギャングに襲われたり、何しろ恐ろしいイメージしかなく、私自身留学する前まで外資系企業でシカゴやサンフランシスコ、メルボルン、ロンドンなどのプロジェクトで、海外生活は慣れていたものの、ニューヨークだけはやはり独特の空気感と身の危険を感じることが多かった。コロンビア大学は、アイビーリーグと呼ばれる東部の名門校の一角で、アイビーリーグには、他にもハーバード、プリンストン、イェールやブラウンなどの名物大学がずらりと名を連ねている。で、何が言いたいかと言うと、そのイメージは良いのだが、コロンビア大学はMorningside Parkというハーレムと紙一重のアッパーウェストサイドに位置していて、土地勘がない人が行き、方向と時間をわきまえてないと、事件に巻き込まれる可能性があるなど、決して安全な土地ではない場所にある。海外慣れしていた私でも、マクドナルドを探しに外に出た後で、なんかその雰囲気の悪さにやばいかなと気づく。とは言え、なんとかMcDonaldにたどり着き、安心したところで、コーヒーとビックマックを頼もうとしたところでドラマは始まった。Episode1である。

コーヒ頼んだのにコーラになる件

この件は一生忘れられない苦い思い出として残ることになった。まず私の発音の悪さから、何度伝えても聞き返される。挙げ句の果てに出てきたのがコーラなのだ。チキショー。心の私が叫ぶ。「糖質100%やんけ。体に悪いので是非やめていただきたい。」心の叫びも虚しく、深夜なのにそれを受け入れざる得ない数名の列が後ろにできていたため断念してコーラを受け入れた。大変残念で屈辱的な記憶である。流石に今は英語はネィティブと思われるほど問題ない。ただ当時は何が問題なのか意味不明だった。「これがひょっとして人種差別なのか?」そう考えたが、もし天からその一部始終を見ていた神様がいたとすると「いや、FIREWOLFよ。お前の発音がダメすぎて意味不明だっただけなのだよ。」と言っていたものと思われる(笑)。その後16年もアメリカに住み、途中日本人がいないアメリカ政府職に転職し、白人のアメリカ人女性と結婚したことで英語力は発音力とともに劇的に向上した。さて、このブログでは難しい発音記号を解説することなく、皆さんに分かりやすいコツを教えて行こうと思う。ちなみに私は渡米したこのコーラ事件の衝撃からか、ニューヨークで就職してからも、継続的に博士号を持つスピーチセラピスト(アメリカでは、このようにspeech pathologistと言う立派な職業が存在する)をコーチにつけて、発音の涙ぐましい訓練をしたものである。周波数の違いで耳の能力が退化する件は以前のブログで伝えた通りなので、その退化した耳を鍛える手法はこちらの記事を参考にしていただきたい。このブログでは耳はできたが、発音ができない人をターゲットに話を絞る。RとLとか当たり前すぎるので、日本人が超油断しているところから行こうと思う。まず上のコーラの件。Coで始まる音の発音だが、例外ない限り、まずカタカナで「カ」と発音すれば良い。ーフィ。(太字が強調アクセント)それを日本人発音でコーフィーとか格好つけて「なんちゃって英語」発音すると、私のようにCokeが出てくる羽目になる訳だ。もちろん例外がある。その例外が悲しいかなCoke。これはカークではなくむしろKou。と発音する。なんという運命。例外処理ここにあり。見事にこのパターンでコーラが出てきた訳である。ちなみにBlooklynアクセントと言うのがニューヨークにはあり、「クォフィ」と短く発音するニューヨーカーがいたら、生粋のニューヨーク生まれ、それもブルックリン地区だと思うといい。日本でいう名古屋弁のようなものだ(例が適当で申し訳ない)。日本のQUOカード(クオカード)のように発音すると通じる。話を戻すと、この法則を使うと、そこそこ通じるようになる。例えば日本人が何度発音しても、現地では理解してもらえない場面を散見してきたのが、「Consensus」とか「Compromise」だったりする。大げさに強調発音すると、コンセンサスではなく「カンセンサス」、コンプロマイズではなく「カンプロマイズ」といった具合である。先のカーフィも同様。コーヒーと間延びして発音するのではなく、1秒程度でカーフィ。これで通じる。もちろんCokeのように例外もあるから気をつけないといけない。FIRE WOLFは基調講演とか、アメリカの大型IT系ビジネスカンファレンスで何百人の前で登壇依頼されることがあるのでスピーチ慣れしている。(もちろんアメリカ人役員として)そこで私が文で書くより教材となる音源があったほうがいいと思い、Speech Pathologistで分かりやすい人いないかな。と探していたら、これがなんと同じシアトル出身でいるではないか。うーん分かりやすい芸名、サマーレイン先生(確実に雨の多いシアトル出身者で、それを意識し、冗談でつけた芸名だと思うのだが)。彼女の書籍は購入して見たが、よくできているので、留学した後、発音に優先度をシフトしたい方が試して見ることをオススメする。

まとめ

随分脇道に逸れた話もしたが、まあ、暗記とか、勉強とかせずに、目を通せばコツをつかめるような体裁で書こうとしているので勘弁していただきたい。ただ、私も、こんなコツを留学当初に教えてくれる人がいたら助かったもんだと思うが、当時はそんな知恵もなかったので、何年もPathologist先生にお金を払い、聞いて覚えるしかなかった。でも皆さんはこうした近道を、本ブログを通じてすることで、英語ではなく、本質的にFIREに必要なビジネスの稼ぐ力のスキルを学ぶ時間に当ててもらいたいと言う想いで書いている。参考になればこの上なく嬉しい。

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