アメリカと日本のFIREの違い

野生満載のワシントン州にてFIRE達成

FIREです。前回記事から引き続き、FIREの所感を書く。FIREして、仕事は復帰し、アメリカ国籍の二人の子供も、無事私立のMiddleスクールに入り、最近一段落ついてきた。コロナで在宅勤務が多くなって、Microsoftの本社がある街レッドモンドに引っ越した。ここは緑豊かな反面、GoogleのキャンパスやAmazonの本社、Microsoft本社が林立するハイテックの街である。全米で最も人の流入率が高く、且つ住宅物価指数がここ数年で爆上がりしている成長No.1の都市である。そんなハイテクシティ近隣には、熊も出ればコヨーテも鹿も、下手するとクーガーもでる。事実数年前にクーガーに人が襲われて殺されたぐらい、野生動物は普通なものだ。(参考:https://www.sierraclub.org/sierra/fatal-washington-mountain-lion-attack-postmortem

まあ、それで、ちょっと自然もいいなということで、自分で設計したサウナ付きの大きな家にしようとシアトルから郊外のレッドモンドに住み替えた。緑に囲まれると、時間や心のゆとりも生まれる。また、コロナでビジネスの出張が激減し、ちまちまルービックキューブを6面完成させたりして、子供にドヤ顔したりしているうちに、暇を持て余してYouTubeを見る時間が多くなった。その関係で中田さんのYouTube大学や両学長の配信をみるようになったのだが、これがまあまあ面白い。アメリカにいると日本の情報に飢えてくる。そんな中、彼らのYouTubeでFIREという状況が存在することを知ったのだが、実は自分が完全にFIREしている財務状況にあることに気づいたのである。(但し、仕事をやめようと考えた事は一度もない。)最初はFIREとはそんなものかと感じた。そしてそういう人にありがちなミニマリスト的生活を30代ぐらいから普通にしていることにも気づいた。

アメリカでのFIREは最低数億円必要!

ただアメリカのFIREは最低夫婦で2億円から3億円ないとリタイヤできないと思う。それはアメリカの私的保険制度に起因する。これを話し出すと1日かかるので、ここでは割愛するが、わかりやすい例として、コロナでエクモ(人工呼吸)で入院し、無事退院した方が、保険は高いから無加入だったのだが、退院後1億円以上請求されて、延命したが死にたいという話がニュースで話題になっていたのが、いかにもアメリカらしく、この国を象徴する負の事象の皮肉に思えた。医療技術は高いが、医療費が高すぎて、多くの人がその恩恵を受けられないでいる。つまりアメリカでFIREするためには、夫婦で3億円程度蓄財し、1億円保険に当てておいて、2億のこる計算なので、派手に暮らさなければ、年金と合わせて十分老後を楽しめる。ちなみにどれだけ高いかというと、MRIが300万円以上する。日本で1万円くらいで受けられるあのMRIも、アメリカで保険に入ってないとその価格を普通に請求される。私の緑内障の目薬も、アメリカでは保険なしで12万。保険があって2千円なのに対し、日本で全く同じブランドの同じ成分の目薬がだいたい二百円である。これはもう驚愕するしかない。保険がなくても千五百円くらいだったと思う。つまりアメリカは、就労をやめた瞬間に雇用主が負担している保険がなくなる恐怖に悩まされるが(この恐怖は日本人にはわからないと思う)、日本は安心して暮らせるのである。アメリカでFIREしてしまうと、それ以降(正確には75歳などの高齢になるとMedicareという国民皆保険的な物もがつくが、診療対象受け入れ病院も少ないのが現状)、数千万円、念のため5千万円以上見積もっておかないと、生命に関わるリスクを生涯おうことになるのである。もしアメリカの私的保険制度をサクッと理解したい方は、以下の映画を見ることをお勧めする。社会風刺的に実在する患者が映画に出て、その実話をドキュメンタリーにして保険制度を説明している映画なので、楽しく観れると思う。この映画を見ると、日本がいかに素晴らしい国かがわかるだろう。次回は、なぜFIRE達成した私が、現状の仕事を辞めず、さらにはブログまでやろうと考えたかを書いてみようと思う。(次回の記事はこちら

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