幼少期の衝撃–ドラゴンボールから学ぶビジネスモデル

閉塞感とのギャップ

先日シアトルで鳥山明先生の名前を雑貨屋で目にした。今日はその話を少し書きたい。ドラゴンボールの英語版コミックである。私が生まれ育った場所は、とにかく田舎だ。小さい頃の自慢と言えば、近所にドラゴンボールやDr. スランプあられちゃんで有名な鳥山明先生が住んでいることぐらいしかない「ど田舎」な村だった。あとは信長が城主を務めていたこともある「清洲城」が存在しているぐらいである。私が小学生の頃は、その当時1980年代に肥溜めという仕組みが畑に残っているような原始的な村だった。肥溜めというのを知らない世代の方も多いだろうが、要は人間の糞を堆肥に利用するための桶のようなものである。興味があれば、鳥山明先生のDr.スランプあられちゃんを見ていただくと良いのだが、たまにうちの近所の描写が出てくるので、おわかりいただけるはずである。今覚えばとんでもない田舎に住んでいたものだとおもう。とは言え、それなりに自然が河川敷にも残っていて、秘密基地を作ったり、創意工夫する余地のある環境であった。但し、いわゆるヤンキーも多くいて、閉塞感は半端ない場所だった。小説が好きだった私は、小学生の癖に武者小路実篤の友情とか、井上靖のあすなろ物語とか、星新一のショートショートや夏目漱石については全巻読破するなど、衝撃を受けたものである。小学生では割と辞書をみながら見るような難しい文学書を読みふけったり、洋画にハマっていて、都会に出て行く若者たちの姿を知り、斬新な考えを持つ小説家などの視点や描写、日本にはかつてない壮大なスケールで展開されるハリウッド映画の象徴的存在であるスターウォーズの鑑賞などなど、ありとあらゆる外部インプットが、保育園から小学生の私には衝撃だった訳だが、そんな壮大な世界観を学校以外で学ぶ中で、あまりの現実とのギャップに、一体どういう大人がこういう映画や漫画を創作できるのかに興味を持つようになった。それで、いつかこんな田舎で一生過ごすのではなく、海外に飛び出て外を見て見たいな。という漠然とした想いを抱き始め、壮大な世界観の衝撃に魅了されていたものである。

リカーリングモデルとの衝撃的な出会い

こんな身近に近所に住んでいた偉大な漫画おじさんである鳥山先生が(というと失礼だが、小学生の私から見ればおじさんだったわけなので)、世界に進出して、なんだかよくわからないが「印税」というスケーラブルなビジネスモデルで悠々自適にFIREして暮らしているなどという噂を聞いて以来、小学生ながらに印税とは何かを調べた記憶があるぐらいだ。ある意味1980年代に今流行りのストックビジネスモデル=リカーリングサブスクリプションモデルを具現していた人の代表格である。そんなカタカナ用語自体存在しなかったものの、私自身、今はやりのYouTuberのサブスクモデルの仕組みを「印税」分野から学んだ数少ない小学生の一人かも知れなかった。それくらい「なんか鳥山先生のお金の儲け方すげえな」と当時おもっていたはずで、謎で得体の知れない「知財、版権モデル」という分野に興味を持ち始めたのは間違いなかった。当時の記憶は、今となっては曖昧なのだが、間違いなくいまの自分がアメリカに出てきた理由の原点を作り、自ら切り開いて背中を見せてくれた衝撃を与えた先駆者の一人であると勝手に思っている。シアトルのUwajimaya(日本の食料品+書籍などの店舗)に来ると、所狭しと鳥山明先生の英訳された漫画やゲームやフィギュアなどの物販商品が陳列されており、なんだか不思議で感慨深い気持ちになる。子供にも、「この先生はJichanとBachanの住んでるご近所さんなんだよ。」と英語で伝えたりしてる。

たかがエンタメ、されどエンタメ

ドラゴンボール、未来少年コナンやスターウォーズも、子供にして見れば、宇宙(3つとも宇宙は出てくる)まで含めたスケールの壮大な、それでいて、親子の愛情や死別、葛藤を描いた立派な子供の成長記録である。宮崎駿さんも、当時の代表作である「未来少年コナン」を創作したが、まさに似たような世界観を持って未来を描く長編物語である。仲間を大切にし、自分の大義を持って夢を追いかけ、外に挑戦して行くことで努力は報われる。そんな感じだろうか。そんな経験からも、最近親として思うのは、学校で学んだことより、漫画とか映画の仕組みから学んだことの方が後年の自分に遥かに大きな影響を与えている事実を振り返って見て、幼少期の子供に、詰め込み型の学習や、制約をかけるような教育を極力しないことが重要なんだなぁと思う訳である。まあアメリカではそれが当たり前。結果や暗記ではなく、思考プロセスとアプローチが重視される。たかがエンターテイメント、されどエンターティメント。あの幼少期の影響は今も計り知れないと思っている。

まとめ

今日は小さい頃に衝撃を受けた印税というリカーリングモデルに出会った少年が、海外に飛び出ていくきっかけとなった視点を話して見ました。みなさんは今日、どのような学びや衝撃を受けましたか?思い立ったら今日がその日。新しい何かを見つけましょう!

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